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抗酸化ストレス/抗酸化力検査(活性酸素・フリーラジカル分析)は、心身が活性酸素・フリーラジカルによってどのくらい細胞や分子が傷ついているか、また、過剰な活性酸素・フリーラジカルをどのくらい消去する力があるのか、を正確に測定することができます。
病気になる前に、細胞の老化や損傷の度合いをチェックし食事内容や生活習慣を見直すためにモニターし、また、体調を崩してしまってからは快癒に向けて自分の心身の状態をモニターするのにとても有効です。
活性酸素・フリーラジカルは私たちの細胞や体内の代謝過程において作られ、生きるうえで必要なものです。ところが、偏った食事、不健康な生活習慣、心理的要因、何らかの病変などによって活性酸素・フリーラジカルが過剰に作られてしまい、その状態が長く続くと、細胞が傷つき、早い老化や病気をもたらしてしまうのです。最近ではうつ病と活性酸素・フリーラジカルの関連性も示唆されています。
研究により、活性酸素・フリーラジカルと心身の健康との関連の重要性が明らかになってきました。活性酸素・フリーラジカルが増えすぎると老化の促進や病気をもたらすこと、そして過剰な活性酸素・フリーラジカルを消去するために、抗酸化食品を摂り生活習慣を改善することの大切さが科学的に示されるようになりました。
活性酸素
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とても反応性の高い酸素分子のことで、体内で脂質と結合して有害な過酸化脂質を作ることに関与しています。
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フリーラジカル
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通常はペアを組んでいる電子が不対になって反応性が高く不安定な原子・分子です。体内では有害な作用をもたらします。
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抗酸化力とは
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過剰な活性酸素・フリーラジカルによる酸化作用を打ち消す力です。
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抗酸化食品
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活性酸素・フリーラジカルと対抗するための食品群。緑黄色野菜、セサミン(ゴマ)、ポリフェノール、ワイン(但し一日グラス一杯)、など。
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過剰な活性酸素・フリーラジカルは次のような病気と関係があります。
老化 |
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アレルギー疾患 |
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皮膚の変性 |
しみ、しわ、凍傷、熱傷
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脳器質性疾患 精神疾患 |
パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、てんかん、筋委縮性側策硬化症、うつ病、脳梗塞、脳血管障害
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眼科疾患 |
糖尿病性網膜症、白内障など
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呼吸器疾患 |
気管支喘息、肺気腫、喫煙による気道障害など
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循環器系 |
狭心症、心筋梗塞、不整脈、高血圧、動脈硬化
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消化器系 |
急性胃粘膜障害、胃・十二指腸潰瘍、大腸炎、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎、膵炎、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、薬剤性肝障害など
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腎疾患 |
腎炎、糖尿病性腎炎、腎不全、尿毒症など
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生殖器系疾患 | 不妊、インポテンス |
代謝性疾患 |
糖尿病など
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自己免疫疾患 |
免疫不全、膠原病、リウマチ性疾患
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発癌、癌転移 |
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激しい運動
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喫煙
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偏った食生活
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過剰なアルコール摂取
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ストレス
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不規則な生活
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睡眠不足
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環境汚染
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過剰な紫外線、放射線
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化学療法、放射線療法
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避妊薬、ホルモン治療薬などのある種の薬剤の服用 |
食品添加物
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酸化ストレス度
(d-ROMsテスト) |
血液における、活性酸素・フリーラジカルによる代謝物を分析測定し、数値化したものです。
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抗酸化力測定
(BAPテスト) |
過剰な活性酸素・フリーラジカルがどれくらい打ち消す力があるかをみるものです。血液中の酸化に対抗する力を分析測定し、数値化したものです。
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1、指先から少量の血液を採血する。
2、特殊な検査液と混ぜ、遠心分離を行います。
3、光度計での計測後、結果が数値として自動印刷されます。
4、数値を代入して、個人データを印刷します。
酸化ストレス度
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正常 |
200~300
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ボーダーライン |
301~320
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軽度の酸化ストレス |
321~340
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中程度の酸化ストレス |
341~400
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強度の酸化ストレス |
401~500
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かなり強度の酸化ストレス |
501以上
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抗酸化力度
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最適 |
2200以上
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ボーダーライン |
2000~2200
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抗酸化力がやや不足 |
1800~2000
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抗酸化力が不足 |
1600~1800
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抗酸化力がかなり不足 |
1400~1600
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抗酸化力が大幅に不足 |
1400以下
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