世界中の医療機関において、不安、不眠、うつ、疼痛管理の治療に有効な非薬物療法として用いられている治療法です。
Alpha-stim@を用いて0.5mA未満の微弱電流を、耳クリップを介して脳に直接20~60分間流します。脳幹に位置する特定の神経細胞群を活性化し気分を安定させます。その結果、不安、不眠、抑うつ、痛みなどを軽減させます。
Alpha‐stim@は米国食品医療品局(FDA)の規制に適合しているほか、日本でも整形外科の分野の医療機器として認められています。
この治療法は危険な副作用、耐性、依存性の危険性など認められず、治療効果が持続しますので、服薬治療と同時に使用することが可能です。
現在までに認められた副作用は、頭痛、耳朶の皮膚刺激、軽いもうろう状態などですが、これらの副作用は軽症であり自然治癒するものです。
目盛りの設定方法を守っていただければ副作用はより認めにくいです。
1日1~2回、20~60分間施行いたします。目盛りを徐々に上げるとめまいやふらつきなどを認めます。ふらつきやめまいを認めた場合は、必ず目盛りを下げます。上げたままの目盛りで続けると副作用が生じやすくなりますので設定について必ず守ることが大切です。
Alpha-stim@による頭蓋電気刺激療法は、米国では大規模な調査が行われています。不安、抑うつ、不眠、痛みに対して50%以上の改善を認めた方が60%以上、多少の改善を含めると80%以上と報告されています。
当院の調査では、60%位の方が症状が改善しましたが、うつ状態については、急性期または亜急性期の方で軽症から中等度の症状の方に改善を認めています。
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